西洋医学と東洋医学(中医学)のコラボレーションによる漢方専門クリニック|東京都千代田区神田小川町

千代田漢方内科クリニック|医療法人社団 千禮会
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頭痛について

頭痛に悩まされている方へ

千代田漢方内科クリニック今回のお話は、日々の生活の中で頭痛に悩まされている方にご参考にして頂ければと思います。

 風邪などの頭痛とは異なり、また脳腫瘍、脳出血など器質疾患もなく、慢性的に頭痛を繰り返し発作するという症状の方が最近増えています。
これらの症状は大まかに緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)、偏頭痛(へんずつう)、群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)にわけられ、いずれも漢方で治療することが可能です。またこの頭痛は内臓機能の異常が原因であることから、中国医学では内傷頭痛と言います。

拡張型頭痛

緊張型頭痛は、後好発年齢層がなく、女性に多い偏頭痛とは対照的に症状の発症に性差がありません。
症状特徴は、頭全体締め付けられるような痛み、肩こり、首こり、疲れやすい、背中の痛み、腰痛、眼精疲労などです。これらの症状は、お風呂で温まったり、マッサージなどで楽になります。
「自律神経失調症」と診断されるケースが多く、ストレス、過労などにより誘発、増悪する傾向があります。原因は肝うつ気滞(かんうつきたい)、血お(けつお)にあります。これはストレスにより気の流れが悪くなり、のちに血流も悪くなるという意味です。治療は疎肝利気(そかんりき)、活血(かっけつ)方法を用います
方剤としては、加味逍遥散(かみしょうようさん)、柴胡疎肝散(さいここかんさん)、川弓茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)、葛根湯(かっこんとう)などがお勧めです。

偏頭痛

千代田漢方内科クリニック若い女性に好発し、家族性遺伝性がみられます。月経周期に関係する月に1から3回ぐらいの強い頭痛の発作で、数時間から数日続く場合があります
頭が脈をうつようにズキンズキンと痛み、光や音にも過敏になり、酷いときは吐き気も伴います。偏頭痛には、お風呂やマッサージなどは逆に悪化す原因となり、じっと静かに嵐が過ぎ去るのを待つしかないのが特徴です。
発作が治まるとケロッとしているのも特徴の一つです。

鎮痛剤をのまないとおさまらないので、鎮痛剤を飲みすぎで逆に痛みに対して過敏になり薬剤誘発性頭痛を引き起こす場合もあります。
偏頭痛の原因は西洋医学ではストレス、女性ホルモンのバランスが悪いなどが注目されています。女性ホルモンのうちにエストロゲンが減少し、それとセロトニンになんからの影響を与えたと考えられます。これらの原因により脳内の血管が拡張して、血管周囲の神経を刺激して痛みを生じると言われています。
中医学では肝火上炎(かんかじょうえん)、痰湿(たんしつ)、水毒(すいどく)が原因であると考え、それぞれに対して治療方法があります。当院での個人的な経験では加味逍遥散(かみしょうようさん)、五令散(ごれいさん)、ごしゅゆ湯などの処方で個々の状態により使いわけることが多いですが、わりとよく効きます。鎮痛剤の飲むほどではなくなる、あるいは飲む回数を経ることができるまで改善した経験が数多くあります。

群発性頭痛

群発地震のように激しく発作する頭痛を言い、 目玉がえぐられるような痛みと表現されることがあります。群発性頭痛の原因ははっきりしないのですが、目の後ろに走る血管の炎症が原因ではないかと言われ、また自律神経のバランスが崩れる、アルコールが誘発するなどと認識されています。
治療西洋医学の治療はイミグラン、Z-migなどの薬を早めに飲むことが一番普通のやり方です。その他、酸素吸入、ステロイド療法などもあります。

中医学では、群発性頭痛に対してまず寒熱のタイプをわけて治療します。寒タイプではごしゅゆ湯、ブシ末などを用います。熱タイプと、天馬ちょとう飲などを用います。ツムラなどで出されている単純な処方ではなかなか対応に力不足ですが、できれば弁証論治(当院医師と患者様とで詳しい症状を話し合うこと)によるオーダンメイドの治療が必要です。しかし、多くの場合は発作しても年に数回だけのことが多く、それに対してある程度の期間で地道に漢方を飲む患者様は決して多くはないです。しかしながら、中医学の処方でかなりよくなった症例もございます。