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脳血管障害(脳梗塞・脳卒中・脳出血)の鍼灸治療について

 

脳血管障害って?

「脳血管障害(のうけっかんしょうがい)」とは、脳血管が何らかの異常によって出血または血液の供給不足を起こし、脳が障害を受けた状態を言います。
脳血管障害画像通 常一般的には、急激に発症する脳血管障害(これを脳卒中と言います)が多いですが、うまく会話が出来ない・うまく物が飲み込めない(仮性球麻痺「かせいきゅうまひ」)や、物忘れが激しい・計算がうまく出来なくなる(高次脳機能障害「こうじのうきのうしょうがい」)など、症状が徐々に進行するような脳血管障害もあります。また、これらの症状は、脳出血(高血圧性脳内出血)、脳梗塞(脳血栓および脳塞栓)、一過性脳虚血発作などに分類されます。

中医学からみた脳血管障害
中医学では脳血管障害の事を「中風(ちゅうふう)」と呼びます。どのように発病するのかという点については諸説ありますが、根本原因の多くは肝腎陰虚(かんじんいんきょ/人間が生きるために必要な源の不足)によるものと考えられています。これによって身体の陰陽のバランスが崩れ(ここで言う陰陽とは、人間が生きるために必要なバランス力、例えば、起きると寝るとかのことです)、更に各要因が加わる事によって発病するものと考えられています。
鍼灸でどうやって治療するの?

脳血管障害に対する鍼灸治療は現代医学的な視点と中医学的な視点の両方から行ないます。基本的な治療方針は

 1.経絡(けいらく)の流れをよくする。
   つまり障害を受けている神経・筋肉等に対して刺針し、
   
回復を 促すことです。
 2.脳に対する血流量をよくする。
 3.「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」
    つまり人間が生きるために必要となる源を充実させることです。


となります。実際の治療は、発病から治療開始までの時間や症状の程度によって異なりますが、治療方針は同じです。
脳血管障害鍼灸s治療画像脳血管障害は、通 常発病から一ヶ月目までを急性期、その後を慢性期(後遺症期)と呼び、更に慢性期は一ヶ月目から三ヶ月目(六ヶ月目)までを回復期、それ以降を維持期と呼びます。鍼灸治療はなるべく早期から始める事がよく、回復期以前(発病から三ヶ月(六ヶ月)以内)に治療を開始するのが望ましいです。
治療頻度は、毎日もしくは隔日で回復と共に間隔を延ばしてゆきます。治療期間は、一概には言えませんが六ヶ月程度が基準と言えます。
発病から六ヶ月以上経っている場合は、早期から治療を開始する場合と比べると回復の程度は落ちるかもしれませんが、治療効果 は期待できます。
この場合の治療に対する考え方は二種類あります。

 1.機能回復を目指す。
 2.現状を維持させる・悪化させない。

1.の場合は、まず週二・三回以上で、二・三ヶ月間治療してみる事をお勧めします。その後、状況を診て同じ治療方針で続けるのか、治療方針を変えるのか、治療を中断するのかなど考えるのが良いと思います。

2.の場合は週一回程度で継続的に治療する事をお勧めします。機能回復が望めないのなら治療の必要はないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、手足などの関節は全く動かさないと炎症を起こしたりして痛みを生みやすくなります。痛むことで生活にも支障が出ますし、精神的にも不安定になりやすいようです。一日中痛めば誰だってたまりませんよね?ですから、発病から時間がかなり経過してしまっている場合でも目を見張るような治療効果 が期待できなくても、このような状況にならないように治療することには非常に価値があると言えます。

脳血管障害により現れる具体的な症状は、

 1.半身不随(片麻痺)などの運動障害や感覚障害
 2.仮性球麻痺:話し方や物を飲み込む際に障害が出るもの
 3.認知症:知的機能に障害が出るもの

などがあります。

これから、それそれの症状に対する鍼灸治療をご紹介していきたいと思います。

それぞれの症状に対する治療について詳しくご紹介するページへジャンプいたしますので、ご覧になりたい症状をクリックしてください。

  花 「半身不随(片麻痺)」について
  
花 「仮性球麻痺(かせいきゅうまひ)」について
   花「認知症(にんちしょう)」について

自宅でできるツボ刺激ってある?

ここでは、自宅で気軽にできるツボ刺激をご紹介したいと思います。
指で押すだけですのでお暇な時に試してみてはいかがでしょう?


風池画像「風池(ふうち)」

このツボは図で分かりますように、くびの付け根にあります
首の筋肉をほぐして頭に対する血行を良くするのと、頭をはっきりさせる作用があります。

 

 


「合谷(ごうこく)」

「合谷(ごうこく)」は手の親指と第二指の間の付け根にあります
このツボは非常に有名で作用もいろいろありますが、その主な作用は気血の流れ(血行と考えていいです)を良くします。
特に上半身の流れが悪くなっている事に対して、その流れをよくする作用に長けています。

「太衝(たいしょう)」

このツボは足の親指と第二指の間の付け根にあります
太衝(たいしょう)」は気血の流れを良くする作用があり、「合谷(ごうこく)」と合わせて使うことで流れを良くする作用がより増します。


これらのツボは、1〜3分程度あまり痛くならない程度に押します。
だいたい 一日に2・3回程度でよいですが、やりすぎてダメということはありませんので、思いたった時に試してみてはいかがでしょう?
また、これらのツボは脳血管障害の治療だけではなく、予防の作用もありますのでぜひ試してみてくださいね。

 当クリニックでは、東洋医学的にみた食品の特性を考慮し、食生活へのアドバイスも行っております。
脳血管障害の症状に効果的な
食事についての疑問やご質問、お悩みなどございましたら、お気軽に当院までご相談下さい。

  また、今回お話しいたしました「脳血管障害」について、お悩みの方、相談してみたいけれど医院に直接行くのは不安だとお考えの方、まずは下のボタンをクリックして「漢方メール相談室」にて、 一度症状のご相談をしてみてはいかがでしょうか? ご質問を頂いた方には、相談内容に応じて当院からのアドバイスを返信いたします。 お気軽にご相談下さい。

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