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脳血管認知症の鍼灸治療について

脳血管認知症って?

「認知症(にんちしょう)」とは、一度獲得した知的機能(知能)が大脳の障害により低下することで、症状としてよく見られるのは、月・日や曜日がよくわからなくなる(見当識障害)、最近の出来事とかを忘れてしまう(記憶障害)、ごく簡単な計算が出来なくなる(計算障害)、やる気がなくなったり一日中ボーっとしている(自発性の低下)などがあります。この「認知症」が「脳血管障害」を原因として発症するものが、「脳血管性認知症(のうけっかんしょうがいにんちしょう)」です。

脳血管認知症画像「脳血管性認知症」の特徴は、これら知的機能障害以外に手や足がうまく動かない(片麻痺)、会話がうまく出来ない(仮性球麻痺)などの症状があわせて見られることが良くあります。逆に、記憶障害以外の知的機能障害が見られず記憶障害のみが著しくみられる(健忘症候群)ものも脳血管障害にはよくみられます。

脳血管性認知症では一般的には、小さな脳梗塞が多発(多発脳梗塞性)する事を意味することが多く、初期では認知症の全ての症状ではなく一部分の症状のみ見られ、段階的に他の症状が出現し悪化してくることが多く見られます。

中医学からみた認知症
中医学では「認知症」「痴呆」と言います。
いろいろな原因で発病すると考えられていますが、根本原因は虚証(きょしょう/身体に必要なものが足りない)と言われていて、心神(しんしん/こころや精神といった意味と脳などの意味を含みます)が栄養されないことにより発生すると考えられています。 治療は、心神を栄養し安定させることに主眼をおき、さらに根本原因である虚証の部分に対してもあわせて治療してゆきます。
めまい・ふらつき・言語障害
症例

−70代男性の場合−
症状: めまいやふらつき、言語障害の兆しが見えた

もともと高血圧の持病があり、めまいも見られたようでした。
数ヶ月前から物忘れが激しくなり、あわせて歩行時にふらつきが見られるようになられ、ご家族の方から話し方が変だとも言われたそうです。

以前から高血圧・めまいの症状があったため、薬の服用とあわせて鍼灸治療を開始されました。
鍼治療は前述の心神(しんしん)に対するのもが中心となりますが、具体的には、頭・顔面 ・手首付近に針をしました。
他にも歩行時のふらつきや話し方の違和感についても鍼治療をしました。
脳血管認知症画像約一ヶ月の治療で、歩行時のふらつきはほとんど無くなり、他症状も軽減されました。 知的機能の障害に関しても、徐々に軽減してきていましたが、この治療には時間が必要となります。
脳血管性認知症の治療では、症状の軽減も大事ですが、悪化させないということがもっとも重要になります。
この方の場合、早期の治療により、大きな症状の悪化を防ぐことができました。


これと類似した症状に悩まれている方、ちょっと不安だなと思われている方は、お早めにご相談いただければと思います。

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  花 「半身不随(片麻痺)」について
  
花 「仮性球麻痺(かせいきゅうまひ)」について
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脳血管障害の症状に効果的な
食事についての疑問やご質問、お悩みなどございましたら、お気軽に当院までご相談下さい。

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